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4 飛び立つ蝶に思いを致す!(1丁目 サブチャンさん)
3 夏休みのラジオ体操に参加して!(1丁目 サブチャンさん)
2 なき人が こよなく愛した百合花 我が庭に(4丁目 川副 雄助さん)  2010/4/27 更新
1 声かけ・あいさつ  (3丁目 sasanoteさん)
   

4          飛び立つ蝶に思いを致す!
         〜終の棲家と定めた桜台にこの世の極楽を見た〜
                                2009年9月  1丁目 サブチャンさん
9月10日は見事な晴天でした。
この日の午前、わが家の庭先からキアゲハと思わしき蝶が飛び立ちました。

気づいた時蝶は既にサナギから羽化し、壁に止まっていました。
あわててカメラを取りに家に飛び込みました。
カメラを構えて待つこと約30分、
やがて蝶は止まったまま、時折羽をゆっくり広げ羽ばたたかせ、
飛び立つ準備を始めました。

そして待つことさらに30分、
蝶は突然壁から飛び立ち、わが家の庭上空をヒラヒラ舞い飛び、
家内が育てた赤い花の上に舞い降り、
初めての食事(蜜吸引)を始めました。

その時家内が言いました。
「この蝶の幼虫、アタシが育てたパセリを凄い勢いで食べてたわよ。」
それを聞いて私は、
「幼虫の写真もカメラに収めておけばよかったね」と言いながら、
この蝶がわが家の庭で羽化し飛び立ってくれたことに
えも言われぬ嬉しさを感じました。

その後、蝶は知らぬ間にどこかへ飛び立って行きました。
私は家内と、彼女が丹精込めて育てた花々が美しく咲き乱れる庭を居間から眺めながら、
昼食のソーメンをすすりました。
そして私は家内に言いました。
「母さん、こんなに綺麗な庭を眺めながら秋の昼下がり夫婦でソーメンをすする。
この家には、子どもは出てしまって二人っきりだけど、
お互いに大きな病もなくまずまず健康だ。
これが極楽と言うもんかも知れないで…。」
すると家内は「うん…」と深く頷きました。

私は終の棲家と定めたこの桜台に、この世の極楽を見たのでした。

羽化したばかりの蝶
 
飛び立つ練習
 
飛び立つ練習

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3      夏休みのラジオ体操に参加して!
                           2009年8月  1丁目 サブチャンさん
小学生の頃の夏休みの早朝、ラジオ体操をしに、眠い目をこすりながら近くの公園に通った。
確か8月1日から15日までの15日間だった。
眠くて蒲団の中でぐずぐずしていると、親に尻を叩かれた。

どの子も、学校から配布された「ラジオ体操参加表」を首から紐でぶら下げて参加した。
参加するとその表に町内会のおじさんが印を押してくれた。

当時は、今では考えられないほど子どもの数が多くて、ラジオ体操が始まる前も最中も終わった後も公園は子どもたちの元気な声で満ち満ちていた。

子どもと一緒に参加する親も結構あって、はしゃぎすぎて叱られる子どももいた。

或る年、通っている小学校でラジオ体操のNHKラジオ全国生放送が行われた。
いつも校長先生が話す台の上で、ラジオを通して聞き慣れている声の体操のおじさんが号令をかけ、大人も子どもも広いグラウンド一杯に広がって、いつもに倍して元気よく体操をした。
音楽伴奏はピアノを屋外に出して、台のすぐ下で若いおねえさんが弾いた。
今、その時間、ラジオを通して全国の人々が体操をしているということで、大人も子どもも、参加した町長さんなども少し高揚しているように見えた。

15日間の毎朝のラジオ体操の終わりは、夏休みがもうすぐ終わるというサインだった。
何となく吹く風も秋めいてきて、子どもたちは残り約2週間で本気で宿題に取り組まなければならなかった。

役目を終えた「ラジオ体操参加表」はやがて新学期が始まって、他の宿題と共に担任の先生に提出した。
全て参加印で埋まっていると、「オッ、頑張ったな!」と先生がほめてくれて誇らしかった。
逆に埋まってないと、「スイカ食いすぎたか?」などと言って心配してくれた。
……………………………………………………………………………………
以上は、今を去ること半世紀以上前の小学生時代のラジオ体操の想い出です。
そんな想い出を持ちながら、8月22日、桜台の秋祭りの日に初めて中央公園のラジオ体操に参加しました。

抱いていたイメージとは大違いで、参加者は14〜15名で広い公園にパラパラ、しかもほとんどが大人。
これも時代なのかと思いましたが、考えてみれば夏休みは残すところ後1週間、子どもたちは宿題に忙しくラジオ体操どころではないのかも知れません。

まあ何はともあれ、夏休みのラジオ体操の企画は誠にgoodだと思います。
湿気のある蒸し暑い朝で体操の後は汗みどろになりましたが、早朝から体を動かし、躍動的な1日のスタートが切れました。
来年は始めから欠かさず参加し、自分の中の「ラジオ体操参加表」を自らの手で全て参加印で埋めようと思います。
また来年も宜しくお願いいたします。
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 2    なき人が こよなく愛した百合花 我が庭に
                        2009年7月 4丁目 川副 雄助さん
(88歳)

 毎月1回、桜台婦人会主催の「食事会」があります。
その時、川副さんが披露されている句を紹介しています。

 2010年4月
 
春盛り 卒業就職 人生旅路 幸せに
 サイネリヤ 卓上に飾り われたのしむ
 天空で 日本同志 語らい いつまでも

 (2010 年4月8日、宇宙ステーションで飛行士 山崎 直子さんと野口聡一さんが合流)
 スイセン 咲く度に 友を思う 我がこころ
   

2010年3月
 氷の上の芸術家 グリーンバー3人娘 金と銀の競い
 ヒナ祭り 五人囃子の 大合唱
 偕楽園 梅の花満開 人出盛

2010年2月
 初春に 元気な笑顔 中食会
 冬囲い つくばぼたん 咲く花盛
 早春に 海ねこ 泣いてる 養老川
 青い空 白い雲 小鳥なく 公園

2009年12月

 我が庭に 寒ぼたんうえて 春をまつ
 寒椿 紅一点 花ひらく
 シクラメンの季節 カレンダー一枚のみ

2009年11月
 ころも替え なき人のもの すてるに すてられず
 秋のよる 我はきく 日本歌 心の歌
 晩秋の 小鳥つばむ 庭のつげ

2009年10月
 天高く 香りよし 金モクセイ 庭に咲く
 秋風に 散るや 紅葉 自由に舞ふ
 十勝石 我が庭に でんとすわる 三十年

2009年9月
 サルスベリ 空に向かいて 赤く咲く 真夏日
 高校野球 イチロウ夢みて バット振る若人
 棚田の南めんに 赤く咲く 彼岸花

2009年7月
 奥方の まごころ いつまでも やすらぎ昼食会
 なき人が こよなく愛した 百合花 我が庭に
 七夕さま もう一度 くらしてみたい 亡き人と

2009年6月
 梅雨とき あじさいの 七色に咲く かほりよし
 真夏日 アサガオの 日よけ花 咲く窓べ
 流水池 ヨシキリの声 中央公園 さわやか

2009年4月
 桜台 若葉青葉に つばめとぶ
 里山に コブシ咲く みどりの日
 寿齢千年 天然記念物 足利のふじ
 ニワカ雨 母親カサさして 迎えに行くや 幼児園

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 1             声かけ・あいさつ
                           2006年8月 3丁目 sasanoteさん

  県内の小学校では子どもたちの安全を守る取り組みの一つとして”スクールガード(学校安全ボランティア)”を組織化しています。桜台からは防犯ボランティア隊を中心に26名が有秋南小スクールガードとして登録しています。スクールガードの活動は、できることからと云うことで ・登下校時の声かけ運動 ・登下校における校門等での見守り運動 ・校地内(校舎内)の見回り ・学区のパトロール ・スクールガード活動の広報活動 ・子どもの登下校時に、庭に出る。買い物に行く。散歩する。犬の散歩をする。などです。

 活動の中で、「こんにちは!」、「おかえり!」などと声をかけるとその何倍もの大きな元気な声が返ってきます。そこには子どもたちの安心と信頼そして感謝のまなざしが満ち満ちていて、何とも清々しくうれしい瞬間です。

 町内会でも(防犯面から)”あいさつ運動”の推進が挙げられています。私たち大人も互いに声をかけあい、住民相互の理解と信頼を深め、いつまでも住み続けたいと思える安全で安心して暮らせる街づくりを進めたいものです。

 ぼくも、わたしも、お兄さんも、お姉せんも、パパも、ママも、お爺さんも、お婆さんも、向こう三軒両隣、みんなで声かけ・あいさつを!

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